帝国データバンクは12日、三和ホールディングス(東京都・新宿区)とグループ会社の王将・花のれん、D4TOKYO、月の蔵の4社が、2月10日までに事後処理を中島彰彦弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。

王将・花のれん、D4TOKYO、月の蔵の3社は、アール・プランニング(旧商号・三和興産、2010年2月に東京地裁より特別清算開始決定受ける)から営業譲渡を受けるかたちで設立。これら3社の運営を管理する持ち株会社として、2006年5月に三和ホールディングスが創立された。

以降、新宿、銀座など都内を中心に「D4TOKYO」「月の蔵」「結庵」「夜ばなし」などの屋号で、居酒屋、レストランを展開し、2010年決算のグループ総売上高は約30億円を計上。しかし、低価格化による競争激化が進むなか、不採算店舗を閉鎖するなど合理化に取り組んだが業績は上向かず、今回の措置に至った。

負債額は、4社合計で、債権者約100人に対して約10億円。