レノボ・ジャパンは28日、ThinkPadブランドのUltrabook「ThinkPad X1 Carbon」の新モデルとして、ディスプレイに14型WQHD液晶の搭載も可能な「新しいThinkPad X1 Carbon」の国内販売を発表した。本日より法人向けモデルの販売を開始。個人向けモデルは29日より販売する。
「新しいThinkPad X1 Carbon」は、米国ラスベガスで開催した2014 International CES(CES 2014)で公開された製品。なお、"新しい"まで含めて正式な製品名となる。ディスプレイに従来の14型HD+(1,600×900ドット)TN液晶に加え、WQHD(2,560×1,440ドット)IPS液晶を搭載したモデルも用意する。
「新しいThinkPad X1 Carbon」では、従来物理キーだったファンクションキーの列に、レノボが「Adaptive Keyboard」と呼ぶ可変のタッチ式キーボードを搭載する。利用するアプリケーションに合わせて表示されるキーが変化する。
また、従来モデルからキー配列も変化し、CES 2014での発表時には大きな話題となった。今回、日本国内での販売に合わせて日本語配列を公開した。日本語配列では、これまで「半角/全角」キーがあった位置にEscを配置、その「半角/全角」キーをCapsLockの位置に配置した。右上のDeleteとBack Spaceは英語配列と逆になり、右側にBack Spaceとなっている。このほか、「¥」キーやHomeキー、Endキーが右下に配置されている。
WQHD液晶搭載モデルのうち、Intel Core i5-4200Uを搭載した「20A70048JP」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4200U(1.6GHz)、メモリがPC3-12800 DDR3L 8GB、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、ディスプレイがタッチ対応14型WQHD(2,560×1,440ドット)IPS液晶、OSがWindows 8.1 Pro 64bit。本構成の価格は223,000円。
CPUにIntel Core i7-4600U、ストレージに256GB SSDを搭載した「20A70047JP」は256,000円。また、14型HD+(1,600×900ドット)TN液晶搭載モデルは190,000円から用意する。
インタフェースはUSB 3.0×2(うち1つはPowered USB)、HDMI×1、miniDisplayPort×1、イーサネット拡張コネクタ(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応)、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ(720p)など。USB・ディスプレイ・電源を1本のケーブルで接続できる新規独自コネクタ「OneLink」を搭載する。
バッテリ駆動時間はWQHD液晶/Intel Core i5-4200U搭載モデルで約14.3時間、Intel Core i7-4600U搭載モデルが約11.1時間。
本体サイズは、約W389×D227.1×H18.46mm、重量が約1.43kg。