JR東日本盛岡支社はこのほど、来年4月以降の営業運転開始を予定している新しいSL列車「SL銀河」のPRを目的とした絵本の完成を発表した。タイトルは『SLぎんがくんのいちにち』で、「SLぎんがくん」と子供たちとの交流や、ユニークな駅に到着する様子を描いている。

絵本『SLぎんがくんのいちにち』表紙イメージ(JR東日本盛岡支社提供)

この絵本は今年6~7月に実施したストーリーの一般公募に寄せられた中から、岩手県花巻市在住の児童の作品をもとに、絵本作家の石井聖岳氏が文と絵を担当した。イラストの一部については、岩手県内の子供たちが描いた作品が使用されている。完成した絵本は一般販売せず、SL車両基地でもある盛岡市、運行線区の釜石線沿線市町村の小学校、保育所・幼稚園、おもな図書館に寄贈されるという。

なお、12月23日に盛岡駅ビルフェザン「フェザン出逢いの広場」にて、絵本の完成を記念した朗読会を開催。IBC岩手放送の冨田奈央子アナウンサーが絵本を朗読するほか、新幹線トレインジャーショーや地元高校の生徒によるミニコンサートなどが行われる。