フィンランドのFuturemarkは25日(現地時間)、同社のベンチマークソフト「3DMark」のランキングを掲載したWebページにおいて、スコアに不正が疑われるデバイスをリストから除外したと発表した。同Webページでは、Samsungの4機種とHTCの2機種が除外されたことが確認できる。
今回、Futuremarkがこのような発表を行った背景として、一部のAndroidデバイスにおいて、3DMark実行時にGPUの動作クロックを通常時よりも高速化するよう"最適化"していたという疑惑が持たれたことがある。
同社は、ベンチマークの実行を検知して、デバイスの機能を通常動作以外のものに変更する行為をルールとして禁止している。今回、ルールに違反したデバイスをランキングリストから除外することで、不正行為に対する同社の態度を明らかにした形だ。
なお、今回の該当製品は、リストから完全に除外された訳ではなく、スコアを消去された状態でリストの最下位層に掲載されている(上の画面キャプチャ参照)。