ミャンマーに進出している日本企業の数

帝国データバンクは11月19日、第2回となるミャンマー進出企業の実態調査結果を発表した。

ミャンマーに進出している日本企業は156社

同社は、自社データベース・信用調査報告書ファイル「CCR」(160万社収録)と公開情報をもとに、10月31日時点でミャンマー進出が判明している日本企業を抽出。社数推移、業種別、年売上高別、都道府県別に集計・分析した。第1回の調査は2012年11月21日で、今回はおよそ1年ぶりの実態調査となる。

まず、ミャンマーに進出していることが判明した日本企業は156社であることがわかった。前年比71.4%の増加で、2010年の52社と比べると200.0%の大幅増加となっている。この3年間で3倍に急増していることが明らかとなった。

次いで、業種別に見ると、「卸売業」が49社(構成比31.4%)でトップ。以下「サービス業」(29社、構成比18.6%)、「製造業」(27社、同17.3%)、「運輸・通信業」(21社、同13.5%)と続く。前年比増減率で見ても、これら3業種がいずれもこの1年で2倍に急増している。

ミャンマーに進出している日本企業(業種別)

21都府県の企業がミャンマーに進出

年売上高別では、「1,000億円以上」が39社(構成比26.4%)で最も多く、「100億円以上1,000億円未満」の30社(同20.3%)と合わせると、全体の半数近くをこれら大企業が占めた。都道府県別に見ると、21都府県の企業が既に進出。その中でも「東京都」が77社(構成比49.4%)で、全体のほぼ半数を占めている。

今回の調査結果では、同国への進出は大企業だけではなく、中小企業も活発に動いていることがわかった。未進出の業界大手・上場企業クラスの中にも、既に進出を表明・検討している企業は多く、日本企業の進出は今後も更に加速していく見通しだという。