マイボイスコムは20日、「コンビニATM」に関するインターネット調査の結果を発表した。

同調査は、2013年10月1日~5日の期間に行われ、10代以上の男女1万2,055人から有効回答を得た。

コンビニATMを利用している人は全体の66.2%。利用頻度については、「月に1回以上」(「週1回以上」「月2~3回」「月に1回」の合計)が33.8%、「2~3カ月に1回」が8.7%などとなった。男女・年齢別に見ると、男性は30代、女性は20代が最も多く、高年代層ほど少なかった。また、関東・中部・九州は他の地域より多い傾向にあった。

1回当たりにおろす金額は、「1万円以上~2万円未満」の26.9%と、「5,000円以上~1万円未満」の18.9%が多かった。

コンビニATMの名称について認知率を見ると、「セブン銀行」が77.6%でトップ。以下、「イオン銀行ATM」が50.9%、「ローソンATM」が36.6%、「Enet」が28.8%と続いた。また、「アットバンク」は男性30・40代で多かったほか、「ゼロバンク」は中部、「ローソンATM」は四国で、他の地域より割合が高かった。

コンビニATMの名称認知

コンビニATMを利用したコンビニを聞くと、最も多かったのは「セブン-イレブン」で78.0%。次いで、「ローソン」が32.3%、「ファミリーマート」が30.5%、「サークルK」が10.1%、「ミニストップ」が5.1%、「サンクス」が4.9%となった。地域別に見ると、中部は「サークルK」、四国は「ローソン」「ファミリーマート」が多かった。

直近1年間に最もよくコンビニATMを利用したコンビニについても、「セブン-イレブン」が57.3%で最多。次いで、「ファミリーマート」「ローソン」が各1割強で続いた。なお、四国は「ローソン」「ファミリーマート」「セブン-イレブン」の順となった。

最もよく利用した理由を尋ねたところ、「自宅・勤務先・学校などの近くにあるから」「口座を持っている銀行が利用できるから」「手数料が安い・無料だから」が各3~4割で上位3位に入った。一方、「口座を持っている銀行が利用できるから」は過去調査に比べて減少していた。

また、最もよく利用したコンビニのATMを今後も継続して利用したいかと聞くと、「セブン-イレブン」「サークルK」を主に利用している人で「利用したい」の割合が各4割前後に上った。

利用したいコンビニATMのサービスは、「預金の引き出し」が46.3%でトップ。以下、「預金の預け入れ」「通帳記入」「残高照会」「現金振込・振替」などが続いた。このうち、「通帳記入」については女性が男性を約16ポイント上回った。

このほか、コンビニATMに対する不満として、「手数料が、無料だったのに有料になる銀行、カード会社がでてきたところ」(男性38歳)などの意見が寄せられた。