日本ヒューレット・パッカードは19日、世界最速の印刷速度を達成したというビジネス向けA4インクジェット複合機「HP Officejet Pro X」シリーズ4モデルを発表した。11月28日より発売する。同社の通販サイト「HP Directplus」での直販価格は61,950円より。

「HP ページワイドテクノロジー」を搭載し、A4カラー/モノクロともに70枚/分の高速印刷を実現。新開発の顔料インクは速乾性に優れ、にじみなどにも強い。ランニングコストはカラーで1枚約7.5円。モノクロで1枚約1.5円。全モデル、自動両面印刷とIEEE802.11b/g/n無線LANを標準で備える。

【レポート】レーザープリンタの牙城を切り崩す! - 日本HPの本気インクジェット「HP Officejet Pro X」シリーズ登場

HP Officejet Pro X576dw / HP Officejet Pro X476dw

「HP Officejet Pro X576dw」は、「HP Officejet Pro X」シリーズのフラッグシップ複合機。直販価格は97,125円。コピー、ファックス、スキャナ、ダイレクトプリント機能を搭載する。

HP Officejet Pro X576dw

HP Officejet Pro X476dw

主な仕様は、印刷方式がオンデマンド型サーマル・インクジェット、インクシステムが4色独立、インク種類がCMYK(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)の全色顔料系、ノズル数が42,240ノズル。プリント解像度は2,400×1,200dpi、印刷速度はA4カラー/モノクロともに最高70枚/分。

対応用紙サイズはA4までで、メインの用紙トレイには普通紙を500枚、手差しトレイに50枚をセット可能。オプションでさらに500枚を追加できる。インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。4.3型のカラーLCDタッチスクリーンを搭載。スキャナ部のイメージセンサーはCIS、光学解像度は1,200×1,200dpi。

本体サイズはW517×D399×z517mm、重量は24kg。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012、Windows Small Business Server 2003 / 2008 / 2011、Mac OS X 10.6~10.7、10.8。

「HP Officejet Pro X476dw」は、印刷速度がA4カラー/モノクロともに最高55枚/分のスタンダードモデル。直販価格は86,625円。印刷速度以外の主な仕様は「HP Officejet Pro X576dw」とほぼ共通。


HP Officejet Pro X551dw / HP Officejet Pro X451dw

HP Officejet Pro X551dw

HP Officejet Pro X451dw

「HP Officejet Pro X551dw」は、プリンタのみの単一機能モデル。直販価格は73,500円。プリンタ部分の仕様は、上記「HP Officejet Pro X576dw」とほぼ共通。本体サイズはW517×D399×H414mm、重量は17.1kg。

「HP Officejet Pro X451dw」は、プリンタのみの単一機能エントリーモデル。直販価格は61,950円。印刷速度がA4カラー/モノクロともに最高55枚/分で、2型のモノクロLCDタッチスクリーンを搭載。ダイレクトプリントには非対応。本体サイズはW517×D399×H380mm、重量は17.1kg。その他の仕様は上記「HP Officejet Pro X551dw」とほぼ共通。