JVCケンウッドは11月7日、コンパクトコンポーネントシステム「NX-W5」とワイヤレスパワードスピーカー「SP-AP1」を発表した。NX-W5は11月上旬発売で、SP-AP1は12月上旬発売。価格はオープンで、推定市場価格はNX-W5が35,000円前後で、SP-AP1が70,000円前後。

ウッドキャビネットを採用するインテリア性の高いコンポ「NX-W5」

「NX-W5」

NX-W5は、オールインワンタイプのコンポーネントシステム。キャビネットにはMDF材が採用されており、コントローラーが配置されているベース部分はメタルプレート。コントローラー部分は、やわらかなダウンライトで照らされるなど高いインテリア性を特徴としている。

MDF材の使用はデザインをだけを目的としたものではなく、木材ならではの自然な響きをもたらしている。また、ワンボディスタイルだが、左右独立のエンクロージャーが採用されており、バッフル面には補強剤も使用されている。スピーカーはφ75mmフルレンジ×2。アンプの実用最大出力20W×2だ。

使用可能な機能は、CDプレーヤーとFM/AMチューナーで、入力インタフェースはUSB×1基、光デジタル×1系統、AUDIO IN×1系統を備えるほか、Bluetoothが利用できる。USBはiPod/iPhoneとのデジタル接続も可能だ。Bluetoothのバージョンは3.0で、高音質なAACコーデックを利用することもできる。本体サイズはW325×D250×H211mmで、質量は約3.8kg。

BluetoothやWi-Fi接続に対応する4.1chスピーカー

「SP-AP1」

SP-AP1は、4.1ch構成のステレオスピーカーだ。MDF製のキャビネットは上から見ると正方形となっており、その四隅にφ50mmのスピーカーを配置。中央にはφ130mmのサブウーファーが配置されている。このスピーカーの配置は、複数のリスニングポジションでステレオ定位を実現するため。SP-AP1の正面にいるときだけでなく 左側、右側にいるときにも、音場を切り替えることで、ベストのリスニングポジションにすることが可能だ。また、広いエリアで音楽を楽しむためのワイドモードも装備。さまざまなリスニングスタイルに対応できる。

入力インタフェースは光デジタル×1系統、アナログ音声×1系統、USB×1基を装備。USBポートは、iPod/iPhoneのデジタル接続にも対応している。またBluetoothとWi-Fiによるネットワーク接続にも対応。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、コーデックはSBCとAACが利用できる。ネットワークでは、DLNA 1.5とAirPlayが利用できる。ダイレクトワイヤレス接続機能を搭載しており、LAN環境が整備されていない場合でも、スマートフォンやタブレットなどと1対1でのワイヤレス接続が可能だ。実用最大出力は12W×4+60W。本体サイズはW290×D290×H170mmで、質量は約5.4kg.