ソニーは10月29日、ポータブルブルーレイディスク(BD)プレーヤー「BDP-Z1」を発表した。発売は12月21日で、価格はオープン。推定市場価格は50,000円前後。

「BDP-Z1」

地上デジタル放送用のテレビチューナーを搭載するポータブルタイプのBDプレーヤー。電波の受信状況によって、フルセグの地上デジタル放送とワンセグを自動で切り替える。BD/DVD再生の場合で最長約5時間、地デジ視聴の場合で最長約5.5時間という高スタミナ性能を備えているのも特徴だ。

画面は1,366×768ドットのハイビジョンパネルを搭載。ポータブルタイプのプレーヤーでありながら、高精細な映像を楽しむことが出来る。サウンド面では、ソニー独自のDSPによる4つのサウンドモードや、「S-Force フロントサラウンド」を装備。内蔵スピーカーは2つでありながら、バーチャルサラウンドで臨場感のある音声を再生する。

また、従来モデル「BDP-SX910」「BDP-SX1」からデザインが一新され、スレート型の本体形状に変更された。厚さは3.4cmで、操作ボタンを側面に、ディスク用スロットを背面にすることで、すっきりとしたフォルムと操作性が両立されている。さらに、本体と一体型のカバーはスタンドとして利用できるようにもなっており、傾きを三段階で調節可能。

スタンド兼用の本体一体型カバーを備える

主な仕様は次の通り。画面は表示画素数1,366×768ドット・10.1V型の液晶、再生に対応するメディアはBDビデオ、BD-R/RE(2層含む)、DVDビデオ、DVD±R(2層含む)/RW、CD、CD-R/RW、HDDで、対応するフォーマットは動画がMPEG-1/2/4、MPEG-4 AVC、WMV、AVCHD、音楽がMP3、WMA、AAC、LPCM、静止画がJPEGとなっている。接続インタフェースはHDMI出力×1系統、USB×1基で、USBメモリや外付けHDDを接続してそれらに保存されている動画ファイルなどを再生可能。

サイズは約W263×D210×H34mm(突起含む)、重量は約1.6kg。