米Intelは10月15日 (現地時間)、2013年第3四半期 (7月-9月)決算を発表した。パソコン向けプロセッサを扱うPCクライントグループが苦戦を強いられる一方で、サーバ向けプロセッサの需要増からデータセンターグループが12%の伸びを記録。一株あたりの利益がアナリストの予想平均を上回った。

9月期の売上高は135億ドルで前年同期から横ばい。前期からは5%の増加だった。純利益は30億ドル(1株あたり0.58ドル)で、前年同期比1%減。アナリストの予想は、1株あたり0.53ドルだった。粗利益率は62.4%で0.9ポイント減。

事業グループ別では、PCクライアントグループの売上高が84億ドルで前年同期比3%減。プラットフォームの販売数はデスクトッププラットフォームが5%減 (平均販売価格: 6%増)、ノートブックプラットフォームは3%減 (同3%減)だった。データセンターグループは売上高29億ドルで12%増。プラットフォーム販売数が5%増、平均販売価格が8%増だった。他のIntelアーキテクチャグループは売上高11億ドルで9%減、ソフトウエア&サービスグループは売上高6億2100万ドルで6%増だった。

CEOのBrian Krzanich氏は「厳しい情勢の中、緩やかだが、計画通りの成長を達成できた」とコメントしている。2013年第4四半期(10月-12月)については、売上高137億ドル(±5億ドル)、粗利益率を61%(±2%)と予測している。14nmプロセスの製造施設への投資計画から、粗利益率を1ポイント引き下げた。