ビジネスで使うことが多い「取り急ぎ」。しかしお客さまやクライアントに「取り急ぎ」という言葉を使って、失礼には当たらないのか、ふと考える方も多いのではないでしょうか。そこで「取り急ぎ」は一般的にどのように使われているのか、マイナビニュース会員の方にアンケート調査を実施してみました。

Q.「取り急ぎ」という言葉を使っていますか?

よく使っている 12.6%
使っている 24.4%
あまり使っていない 37.2%
使っていない 25.8%

■使っている人の意見

よく使っている
・「取り急ぎご報告まで、取り急ぎ御礼まで、といったようにメールでよく使う」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「緊急の電話だったり、用件がある場合に『取り急ぎご連絡しました』とか使う」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「急いでいて、簡素な文章になってしまったときに添える」(25歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「取引先や、お客様に対して、何をおいても(なるべく早く)対応させていただきましたよ!というニュアンスをお伝えするとき」(35歳女性/電機/事務系専門職)

使っている
・「緊急時の第一報メールの文末で使う」(30歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「メールであまりにも文章が短すぎたりとか、急ぎで作ったものとかを送るときなどに使用」(36歳男性/医療・福祉/クリエイティブ職)
・「『取り急ぎデータを送信します』など、完璧ではないものを早めに送り渡しをするときに使います」(24歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)

■意味は?

取り急ぎは「取りあえず急いで」という意味の言葉で、昔から手紙で主に使われていた言葉です。しかし携帯やメールで、誰とでも簡単に連絡が取れるような時代になり、「取り急ぎ」の意味が「取りあえず急いでいるので、携帯やメールで簡便にあしらった」という意味にとらえられてしまい、失礼な言葉だと感じられてしまうこともあるようです。

マイナビニュース会員の中で「取り急ぎ」を使う人の割合は、37%。約4割近い方が「取り急ぎ」を使っているようです。取り急ぎは、本当に急いでいて簡潔な文章や、用件しか伝えられないときに使う言葉なので、使い方としては間違っていないのですが、人によっては失礼な言葉だと感じる人もいるようです。「取り急ぎ」は相手を見ながら使うのが、まずは無難といえるかもしれません。

調査時期: 2013年8月26日~2013年8月27日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性215名 女性285名
調査方法: インターネットログイン式アンケート