ジャストシステムは4日、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」において実施した「スマホショッピングに関する調査」の結果を発表した。それによると、アプリ内課金の回数が多い人ほど、ショッピングの金額も高くなることがわかった。

同調査は、2013年9月25日にインターネット上で行われ、Fastaskモニタのうち10代~60代の男女1,000名から有効回答を得た。

まず、スマートフォンを使用している人に、直近半年以内のスマートフォンでの物品購入の経験を尋ねたところ、44.9%が「ある」と回答。年齢・男女別に見ると、20代男性が54.6%で最も多く、次いで20代女性が54.2%となった。

スマートフォンでの物品購入経験について、アプリ内課金の頻度でクロス集計(複数の項目に着目して同時に集計すること)を行ったところ、月平均5回以上課金する人のうち、53.8%が月額1万円以上をショッピングに使うと回答。一方、月平均3~4回以上課金する人のうち、月額1万円以上使うと答えた人は47.7%、月平均1~2回以上課金する人では25.7%だった。この結果から、アプリ内課金の回数が多い人ほど、ショッピングの使用金額も高くなることが推察される。

スマートフォンでの物品購入経験について、PCでの購入の頻度でクロス集計を実施したところ、ひと月あたりのPCでの平均購入回数が多い人ほど、スマホでの購入金額も多くなる傾向が判明。購入金額が月額1万円以上と答えた割合を見ると、月平均5回以上の人では33.9%を占めたのに対し、月平均3~4回以上の人では20.9%にとどまった。

スマホでの平均購入金額について

スマートフォンで購入する商品のうち、最もよく購入する商品としては、「本、雑誌、コミック」が21.8%で最多。以下、「CD、DVD」が13.8%、「ファッション」が10.2%と続いた。男女別に見ると、1位はともに「本、雑誌、コミック」となったものの、男性の2位は「CD、DVD」で15.7%、女性は「ファッション」で16.9%となった。

スマートフォンで物品を購入しなかった理由について、最も影響した理由を聞くと、「フォームの入力が面倒くさかったから」が28.5%でトップ。次いで、「商品画像がちいさくて見にくかったから」が25.7%、「セキュリティに抵抗があったから」が17.3%となった。また、「セキュリティに抵抗があったから」という回答については、男性は12.5%だったのに対し、女性は22.4%とほぼ倍となった。