日本交通はこのほど、スマホアプリ「全国タクシー配車」が、2013年度「グッドデザイン・ベスト100」を受賞したと発表した。同アプリは2011年12月から、日本マイクロソフトとの協業で提供開始されている。

「全国タクシー配車」起動画面

「全国タクシー配車」は、スマートフォンならではの直感的な操作や、GPS機能を生かし、手軽にタクシーを呼べることから人気のアプリ。日本初のタクシー配車アプリであり、カードレス・サインレスでタクシーを利用可能な「ネット決済機能」など、その利便性の高さが多くのユーザーに支持されてきた。姉妹アプリ「日本交通タクシー配車」とのシリーズ累計で、ダウンロード数は100万件を超え、アプリ経由のタクシー売上が20億円を突破している。

同アプリはこれまでにも、「Cloud Innovation Award 2013」(ITpro賞)や「第11回モバイル広告大賞」(マーケティング部門)など多数受賞。グッドデザイン賞では、利用者とタクシーを結びつける新しいしくみをいち早く作り上げた点が高く評価された。

なお、同アプリの提携タクシー会社が拡大されたことも、あわせて発表されている。新たに提携したのは宮城県の宮城交通、三重県の名鉄四日市タクシー、三重名鉄タクシーの3社。これで提携タクシー会社は全国45都道府県の104グループとなり、利用可能なタクシーの台数は1万9,791台で、全国のタクシーの約10%のカバー率となった。