JTBグループで観光プロモーション事業などを手掛けるJTBコミュニケーションズとジェーシービー(以下JCB)はこのたび、訪日外国人向けに東京の観光施設やショッピング、レストランの情報を紹介するスマートフォンアプリケーション「TOKYO ENJOY NAVI」を開発し、30日にサービスを開始した。

「TOKYO ENJOY NAVI」は、東京の観光施設、ショッピング、レストラン、美容・健康専門店などの情報やお祭り・イベント情報、また、JCBの優待店情報などを提供。各情報は、様々なジャンルやエリアでの検索が可能で、GPS機能と連動したマップ上で現在地付近のスポットを調べることも出来るという。対象言語は、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語。iOS(iPhone)版は10月上旬までにサービス開始予定。各公式ストアから無料でダウンロードできる。

観光庁によると、「観光・レジャー」を目的とする訪日客は、日本滞在中に得た旅行情報の中で役にたった情報として「スマートフォン」を選択する人の割合が増加する傾向にあり、こうしたニーズに応えるため、JTBコミュニケーションズとJCBは、「TOKYO ENJOY NAVI」を通じて、東京の観光をより一層便利に、かつ楽しむ機能を拡充していくとしている。また、両社は「TOKYO ENJOY NAVI」を様々な業種の企業・団体の販売促進ツールとして活用してもらうべく、広告・協賛企業を募っていくという。なお、同アプリケーションの提供にあたり、JTBコミュニケーションズは観光やイベント、ショッピング情報などを、JCBは、JCB加盟店や優待情報などを提供するという。

今後も両社は協力し、「TOKYO ENJOY NAVI」を通じて情報発信を強化し、東京への訪日客拡大、またショッピングや観光促進に取り組んでいくとしている。