30代でも6割が「充実していた」と回答

人材総合サービスを展開するエン・ジャパンはこのほど、「キャリアの充実度と志向性」についてのアンケート調査結果を発表した。同調査は8月1日~29日、同社が運営する材紹介会社集合サイト「[en]転職コンサルタント」上で、サイト利用者1,800名を対象に行われた。

年代が上がるほど、キャリアの充実度も高まる

「これまでの自分のキャリアが充実していたか」を聞いたところ、68%が「充実していた」と答えた。また、充実していたとする人の割合は年齢が上がるほど高くなった。

「自己成長」「やり甲斐・達成感」が高い

続いて、「キャリアが充実していた」と答えた人に「その理由」を聞いたところ、もっとも多かったのは「仕事を通じて自己実現ができた」で、約8割に達していた。世代別に見ると、30代と40代以降のポイント差がもっとも大きかった項目は「やり甲斐や達成感を味わえる仕事ができた」で、12ポイント以上の差がついた。

キャリアが充実していなかった理由「給与水準が低い」

30代は「給与水準」が突出して高い

「キャリアが充実していなかった」と答えた人に「その理由」を聞いたところ、もっとも多かったのは「給与水準」で、とくに30代では60%近くに達した。対して50代では「自分のやりたいことができなかった」という回答が約50%、「給与水準」が約45%となり、年齢を重ねると「給与」よりも「やりたいことができるかどうか」がキャリアの充実度に影響していることがわかった。

今後のキャリア志向性、30代は大企業志向、40代以上は新興企業志向

30代は大企業志向が強い

「今後のキャリア志向性」について聞いたところ、30代は「規模の大きな企業の中で、昇格・昇進する」がもっとも多かった。対して40代・50代では「新興企業の中で、企業の成長に貢献する」が1位となった。自由回答からも、30代は「安定志向」が強く、40代・50代は「成長意欲」が強いという傾向がうかがえた。

調査の詳細は「エン・ジャパンのニュースリリース」で閲覧できる。