東京都交通局、京浜急行電鉄、京成電鉄、北総鉄道は26日、都営浅草線・京急線・京成線・北総線で現行ダイヤを一部変更すると発表した。実施日は10月26日。

京急線を走行する京成電鉄3000形7次車(3050形)

上り最終「スカイライナー」時刻繰下げ、都営浅草線はエアポート快特増発

京成線では、22時頃に成田空港に到着する航空便(LCC便も含む)の利用者の利便性向上のため、成田空港発京成上野行「スカイライナー」最終列車の時刻を繰り下げる。現行ダイヤでは成田空港駅22時18分発だが、10月26日以降、同駅22時30分発となる。

平日の羽田空港方面のダイヤも変更に。現在、成田空港駅6時3分発の羽田空港行の電車(京成線内快速特急、都営浅草線内急行、京急線内エアポート急行)は京成成田駅発となり、都営浅草線内エアポート快特、京急線内快特に種別を変更。京成成田~羽田空港間の所要時間が13分短縮され、京成線内の駅から都心および羽田空港方面の利便性が向上する。

羽田空港駅9時44分発の快特は、現行の青砥行(都営浅草線・京成線内普通)から成田空港行に変更され、都営浅草線内エアポート快特、京成線内アクセス特急で運転。羽田空港駅19時54分発の電車(京成成田行)も、都営浅草線内の種別が現行の快速特急(各駅に停車)からエアポート快特に変更され、泉岳寺~京成成田間の所要時間が7分短縮される。

京成線内ではその他、平日の夕方ラッシュ時間帯、京成船橋駅を18時台に発車する成田方面の快速特急を1本増発。18時前後から20時台まで、同駅からおおむね10分間隔で快速特急が発車するダイヤになる。なお、京成線のダイヤ変更に合わせて、北総線でも一部電車の行先と発着時刻に変更があるとのこと。

京急本線、平日朝夕の下り電車の運行パターンを変更

京急電鉄のダイヤ変更は、本線の平日朝夕ラッシュ時間帯の運行形態の見直し、土休日朝・夜の運転間隔の見直しがおもな内容に。定時性の確保と利便性の向上を図るとしている。

京急線の普通用車両800形

平日朝ラッシュ時(7~9時台)には、下り電車の神奈川新町~金沢文庫間の運行パターンを変更。横浜駅での発着順序はおおむね「特急→普通→エアポート急行」の順となる。

平日夕方ラッシュ時(16~20時台)も、下りエアポート急行の待ち合わせ駅の変更などにより、横浜駅以南の各種別の運転順序がそろえられ、横浜駅での発着順序はおおむね「特急→普通→快特→エアポート急行」の順に。この時間帯に運行される下り普通も、生麦駅および南太田駅での通過待ち本数が現行の2本から1本に減らされるという。

土休日の朝に運行される上り普通は、現在の平和島駅で電車2本の待ち合わせを行うダイヤから、平和島駅での待ち合わせと鮫洲駅での通過待ちを行うダイヤに。京急線ではその他にも、平日・土休日ともに一部列車で行先や時刻の変更があるとしている。