NECは24日、2013年夏モデル新製品として、高さ9.8mm、約590gとなる薄型軽量のWindows 8タブレットPC「LaVie Tab W」2モデルを発表した。液晶は10.1型のIPS液晶で、1,024段階の筆圧感知が可能なデジタイザーペンが付属する。

発売は9月下旬。価格はオープン。店頭予想価格は、本体のみのモデル「TW710/M1S」が86,800円前後、スタンド機能付きのBluetoothキーボード付属モデル「TW710/M2S」が99,800円前後。

本体のみの「TW710/M1S」

Bluetoothキーボード付属モデル「TW710/M2S」

同社は、教育現場などタブレット市場の広がりに合わせ、PCとして使えるWindowsタブレットの需要を見込み、「LaVie Tab W」を発表。OSはWindows 8 32bit、CPUはAtom Z2760を搭載し、液晶はモバイル機器向けの強化ガラス「Dragontrail」を採用。両モデルとも1,024段階の筆圧レベルを感知するデジタイザーペンが付属し、本体側面にはデジタイザーペン収納スペースも設ける。

「TW710/M2S」では、スタンド機能を備えたBluetoothキーボードが付属。キーボードは、Windows操作用のショートカットキーやファンクションキー、スクロール用ボタンやクリックボタンなどを搭載。なお、タッチパッドは省かれ、代わりに丸型のポインティングデバイスをキーボード中央に備えている。

新規搭載アプリとして、同社製デスクトップPC「VALUESTAR」やDLNA対応レコーダーで録画したテレビ番組コンテンツを再生できる「SmartVision/PLAYER」の提供を予定。従来、同ソフトウェアはWindows向けテレビ視聴ソフトウェアとして提供してきたが、今回タブレット向けにUIや操作性を改良し、Windowsストアアプリとして10月中に配布する。このほか、ブログミックスサービス「tumblr」と連携する手書きメモアプリ「NoteAnyTime」や、全ての編集作業をタッチ操作で行える写真編集アプリ「PhotoDirector Mobile」など、タッチ操作向けの新アプリを搭載した。

付属のBluetoothキーボードと、標準添付のACアダプタは単品販売も行う。価格は前者が26,250円、後者が8,400円。

標準添付のACアダプタ(写真は試作機のもの)

本体の主な仕様は、CPUがIntel Atom Z2760(1.50GHz)、メモリが2GB、ストレージが64GB、ディスプレイが10.1型ワイド液晶(1,366×738ドット、IPS)。カメラ機能は前面が200万画素、背面が800万画素。OSはWindows 8 32bit。バッテリ駆動時間はWi-Fi接続時で約10時間。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0。インタフェースはminiHDMI、USB 2.0、microSDメモリカードスロット、マイク/ヘッドフォン兼用端子。センサーはGPS、加速度、地磁気、ジャイロ、照度を備える。

本体サイズはW262.6×D164×H9.8mm、重量が約590g。付属キーボードの重量は約353g。Microsoft Office Home and Business 2013もプリインストールする。

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