大井川鐵道のSLをテーマに、家族で鉄道に親しむことを目的としたイベント「SLフェスタ2013」が10月11~13日に開催される。大井川鐵道と静岡県島田市・川根本町からなる実行委員会の主催。新金谷駅周辺、千頭駅周辺、金谷駅前通りの3会場で、SLの魅力に触れられるさまざまな企画を行う。

線路保守点検に使う作業用自転車「レールスター」

同イベントで毎年人気なのが、多数の蒸気機関車を保有する大井川鐵道ならではの「SL大集合」と重連走行。「SL大集合」は千頭会場にて、12日13時35分から10分間のみ行われ、運行ダイヤのすき間を利用して3両のSLが駅構内に横1列に並ぶ。SLの重連走行は、厚みのある音と迫力ある走りを間近に見られる貴重な機会に。12・13日の両日、新金谷駅9時57分発千頭行と、千頭駅14時3分発新金谷行の1日2本を運転する。

新金谷会場では12・13日の両日、新金谷車両区特別見学を実施。当日、会場内にて整理券(各回20名)を配布し、10時30分からと15時50分からの1日2回に分けて行う。15時50分からの回では、新金谷に戻ってきたばかりのSLを点検ピットにてじっくりと見学できる。

さらに、約50トンの重さがあるC12形164号機との綱引き体験(12・13日13~14時)や、SLが載った状態の転車台を、来場者の力を合わせて人力で動かす「転車台手回し体験」(11~13日 11~12時、14時30分~15時30分)も新金谷会場にて実施。同会場ではその他、鉄道作業体験、レールスター体験乗車、鉄道関連グッズや地域の特産品販売などが行われる。

イベント全体の詳細や最新情報は、「SLフェスタ2013」公式サイトで確認できる。