伝統的衣装を着用した客室乗務員(2012年)

ルフトハンザ ドイツ航空(以下、「ルフトハンザ」)は、ドイツビールの祭典「オクトーバーフェスト」期間中、客室乗務員はバイエルン地方の伝統的衣装を着用し、サービスを提供すると発表した。

9月30日には東京に向けて出発

対象路線は、ミュンヘン発の長距離路線の一部。女性客室乗務員12人と男性客室乗務員2人からなる14人の機内チーム「オクトーバーフェスト・クルー」が、9月18日にはニューヨークへ、24日にはシカゴへ、30日には東京へ向けてミュンヘンから出発する。

着用する伝統的衣装は、ミュンヘンを拠点とする専門店アンゲルマイヤー・トラハテンによるもの。女性客室乗務員のためにデザインされた「ディアンドル」には、ルフトハンザのコーポレートカラーであるロイヤルブルーと黄色、白を使用する。青と白のストライプのスカートに加え、青いシルクのエプロンも着用する。

男性客室乗務員は、革製の半ズボン「レーダーホーゼン」とバイエルン地方の伝統的なジャケット「ヤンカー」、ベストを着用する。ネクタイは女性客室乗務員の「ディアンドル」と合わせたデザインを採用した。

機内ではバイエルン地方料理も

9月から10月まで、フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ発の長距離路線のビジネスクラス搭乗者には、バイエルン地方の料理を提供する。また、9月10月の日本発便では、全てのクラスでオクトーバーフェストメニューを提供。オーディオチャンネルでは、バイエルン地方の音楽を特集した特別番組を流すという。

ミュンヘン空港内のルフトハンザのラウンジでも、オクトーバーフェストの雰囲気を体験できる。セネター・ラウンジでは、焼菓子やバイエルン地方の冷菜盛り合わせ、プレッツェルなどを用意する。ファーストクラス・ラウンジでは、焼きアーモンドやチョコフルーツなど、オクトーバーフェストの古典的スイーツを提供する。

また、オクトーバーフェストの期間中、ミュンヘン空港内のルフトハンザのカスタマーサービススタッフは、自身が所有するバイエルン地方の伝統的衣装を着ることが許されているという。ミュンヘン空港の地上スタッフにはテーラーメードのディアンドルや、バイエルン地方の伝統的な男性用スーツが提供されるとのこと。