AKB48の佐々木優佳里と高橋朱里が先月30日、CS放送フジテレビONEのバラエティ番組『AKB観光大使』の収録のために香川県丸亀市を訪れ、一日観光大使を務めた。

丸亀市の一日観光大使を務めた高橋朱里(左)と佐々木優佳里

AKB48にとってフジテレビONE初となる同番組は、AKB48をはじめ48グループメンバーや研究生たちが出演し、一日観光大使に選ばれたメンバーが各地方をPRするというもの。第5回目の放送(9月19日22:00~23:00ほか)では、番組史上最年少となる佐々木と高橋がコンビを組み、うどんの地・丸亀市をPRした。

2人が最初に訪れたのは、手打ちうどん屋「歩」。特別にうどん作りに挑戦し、高橋は「わ~、低反発枕みた~い」、佐々木は「ピザ作りみた~い」と感想を口にしながら、できあがったうどんに「モチモチしてる~」「すっごい弾力!」と感激していた。腹ごしらえを終えると、次は市庁舎へ赴き、梶正治市長から一日観光大使PRの依頼を受けた。そして向かったのは、国産90%シェアを誇る丸亀市の伝統工芸・うちわの歴史を学ぶことができる「うちわの港ミュージアム」。うどんに続いてうちわ作りにも挑戦し、自作のオリジナルうちわを手に満足気な2人だった。

順調な収録とは裏腹に空模様は曇り空になりはじめ、まさかの大雨に。悪天候にもめげず、2人は次なる観光地である牛島の極楽寺へと向かった。丸亀市の文化財に指定されている極楽寺の「無間の鐘」には、「鐘をついた者は巨万の富を手にすることができるが、後々に悪いことがおきる」という言い伝えがある。願いがかなうならと鐘をつく2人。高橋は「世界中が幸せになりますように」、佐々木は「AKB48じゃんけん大会で勝ちますように」と願い、周囲には禁断の鐘の音が鳴り響いた。

その後、ご当地グルメ・骨付き鳥を試食。佐々木が「おにぎりを肉汁につけるとお肉食べているみたいだよ」と感想を語ると、高橋が「だって米じゃん。まさか~、…本当だ!」などと漫才のような食レポをしながら、最後は丸亀城へ。台風レポートのような過酷ロケを終えた2人を待ち構えていたのは、高さ40mにもおよぶ坂のぼり。しかし、本丸、天守閣から眺める丸亀市内の景色に感激し、長丁場の疲れも吹き飛ぶような感動のエンディングとなった。

収録を終えた佐々木は、「うどんを作ったり、うちわを作ったり、初めての経験ばかりで、とても楽しかったです」と語り、「歌ったり、踊ったりしている普段の私たちの姿とは違って、食事をしていたり、街の人と触れあったりしている場面が多くみられると思います! 楽しみにしていてください」とアピール。一方の高橋も「あっという間の1日でした」と充実した時間を過ごせたようで、「聞き込み調査で街の人の優しさに触れることができたり、うちわ作りの基礎を教えてもらったり、おいしいうどんと骨付き鳥を食べることができたり、たくさん経験しました」と振り返っていた。