国立国会図書館は27日、蔵書のデジタル化資料と連携してテーマに沿ったコンテンツを読める「本の万華鏡」をリニューアル、「第13回 千里眼事件とその時代」も同時公開した。

「国立国会図書館デジタル化資料」には、デジタル化された47万点もの資料が公開されており、「本の万華鏡」では、画像や文献を織り込みながら、テーマごとの読み物として構成している。「第1回 アメリカ大統領の歴史-あらためて知る220年」(平成21年5月公開)から「千里眼事件とその時代」までの13回が公開されている。

今回のリニューアルでデザインも一新、読みやすくコンテンツも充実させており、同時公開された「第13回 千里眼事件とその時代」では、明治末期に学界やマスメディアを騒がせた超能力の存在を問う「千里眼事件」をテーマにしている。当時の新聞や資料をもとに第1章 千里眼実験を読む、第2章 学者たちの論争を読む、第3章 千里眼ブームを読むの3章で構成、二十名を越える当時の学者達の見解もまとめて読める。