JR東海は22日、武豊線(大府~武豊間)で導入準備を進めていた「集中旅客サービスシステム」を、10月1日から稼動させると発表した。

「集中旅客サービスシステム」導入駅の例(緒川駅)。左手に自動券売機、→奥に自動改札機が見える

現在、終日または一部の時間帯に駅係員がいない武豊線の6駅(緒川駅、東浦駅、亀崎駅、乙川駅、東成岩駅、武豊駅)にて、自動改札機と新型の自動券売機などを導入。利用者からの問い合わせは備付けのインターホンで受け付け、新たに設置される「案内センター」に常駐のオペレーターが応対する。きっぷに関する問い合わせなどにもスムーズに対応するため、所定の位置に置かれたきっぷ券面の情報を、カメラ映像を通してオペレーターに表示させる装置も設置するという。

この「集中旅客サービスシステム」の導入により、近距離きっぷの購入・精算・交通系ICカードへのチャージなどが、列車の運行するすべての時間帯で可能となる。なお、システム導入後も、引き続き半田駅には駅係員を配置。システム導入駅で係員による対応が必要な事象が発生した場合には、半田駅の係員が現地に出向いて対応する。