Cerevoは30日、USB接続のキーボードをiPhoneやiPad、Android端末で利用可能にする、現在開発中のデバイス「EneBRICK」を発表した。発売に向けて、同社が運営する「Cerevo DASH」にてクラウドファンディング形式で支援者を募る。支援目標総額は1,400,000円。

「EneBRICK」とその使用イメージ

EneBRICKとiOS/Android端末との間はBluetooth 2.0による無線接続となる。キーボードなどを接続するためのUSBポート2基と充電用のMicro USBポート1基を本体背面に装備する。また、EneBRICK本体には6,000mAhのバッテリが内蔵されており、モバイルバッテリとしても利用可能。本体をスライドさせれば、5~10型タブレット用のスタンドにもなる。サイズはW124×D64×H24mmで重量は180gを切る予定。

モバイルバッテリとして利用可能

USB接続部分のモジュール

開発の背景として同社は、タブレット向けのBluetoothキーボードはサイズが小さくて打ちにくいこと、PFUの「Happy Hacking Keyboard」や東プレの「Realforce」など有線モデルしかないキーボードを利用できるようにしたいという動機を挙げている。

開発の進捗状況は、USBキーボードを本体に接続し、Bluetooth経由でiPhone/iPadで動作させる基本部分が完成し、3Dプリンタで試作きょう体を作成した段階。プロジェクトが順調に成立すれば、2013年度末には量産が可能になる見込みであるという。募集中の支援内容は下表の通り。

500円 製品のWebサイトに「Special Thanks」として名前を掲載
9,999円 「Special Thanks」掲載およびEneBRICK1台(限定150口、早期支援者向け)
11,800円 「Special Thanks」掲載およびEneBRICK1台(台数制限なし)
19,000円 「Special Thanks」掲載およびEneBRICK2台(限定10口)
45,000円 「Special Thanks」掲載およびEneBRICK5台(限定5口、代理店向け)