接客が重要視される職業は多いもの。そこで今回は、高度な接客サービス能力を身につけることを目的とした「接客サービスマナー検定」についてご紹介します。試験日程や試験会場、出題内容や難易度を以下でチェックして、受験勉強に取り組んでみましょう。

■接客サービスマナー検定とは何か?

接客サービスマナー検定は、ワンランク上の上質な接客サービスが求められる業界で必要となる能力を判定する検定です。取得することで様々なシチュエーションにおいてお客さまに満足していただけるサービスを提供することができるようになります。高度なサービス適性を求められる業種への就職や転職を考えている方にも役立つ内容となっています。

■接客サービスマナー検定の概要(内容はいずれも2013年現在のもの)

試験日程:年4回(2、5、8、11月)

受験資格:特になし

試験会場:札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄・那覇

問題の構成:基礎問題(敬語・席順・電話の応対など)、ビジネスマナー、漢字の読み書き、外国人のお客さまへの対応、シチュエーション問題、サービス全般

出題形式
・2級、3級:筆記試験

・準1級、1級:筆記試験、実技試験

等級別のレベル
・3級:高校で学ぶ程度の基礎的なサービスマナー能力

・2級:エアライン業界、ホテル業界、ブランドビジネスをはじめとした、質の高い接客サービスが求められる分野での接客サービスマナー能力

・準1級:ワンランク上のサービスを求めるお客さまへの接客サービスマナー能力

・1級:接客サービスのプロとして経営の立場から考えることができ、知識・行動ともにお客さまに満足していただけるレベル

参考:NPO法人日本サービスマナー協会 接客サービスマナー検定

■接客サービスマナー検定の難易度は?

公式サイトの発表によると、接客サービスマナー検定の合格率は3級で60%ほど、2級で60%ほど、準1級で50%ほど、1級で15%ほどとなっています。1級は難易度が高めですが試験は年4回開催されるため、チャレンジする機会は多く、取得はそれほど難しくないといえるでしょう。

■接客サービスマナー検定のメリットは?

接客サービスマナー検定は、接客が重要視される業界で働く場合には非常に役立つ知識や技術が身につく検定といえます。旅行会社、ブライダル関係、リラクセーション施設などでも役立ちます。独立開業して人と接する機会が増える方も、ビジネスを円滑に進めるために活かせるでしょう。接客業に就く方は是非取得しておきたい資格のひとつといえます。