仙台市交通局はこのほど、地下鉄南北線1000系車両のラストランについて発表した。同路線では1000N系への車両改造が進み、今年度で全車両の改造が完了。従来型の1000系の運行は6月28日が最後となる。

写真は仙台市地下鉄南北線1000N系。行先表示器がLED化されている

1000系は南北線の開業当初から活躍する車両で、フロントガラスを大きく取るなど軽快感あふれるスタイルに。行先表示器は白黒の字幕式だった。1000N系への車両改造は2003年度にスタート。全21編成が対象で、行先表示や室内表示がLED化されたほか、制御装置がVVVFインバータへ変更され、冷房装置も新設された。

従来型の車両1000系のラストランにあたり、仙台市交通局のサイトでは同車両の運行スケジュールを公開。6月26日は富沢駅を5時35分、6時42分、7時53分に発車する電車と、泉中央駅を6時8分、7時17分、8時27分に発車する電車に使用。6月27・28日は富沢駅7時32分発、泉中央駅8時5分発の電車に使用される。

1000系と1000N系は外観に大きな差がないものの、1000系は行先表示器がLED発光式ではなく白黒の字幕式で、これが見分けるポイントとなる。なお、運行ダイヤについては、都合により変更される場合があるとのこと。