最近はマナーやコミュニケーションが重要視されることが多いもの。そこで今回は、マナーやコミュニケーション能力を判定する「実用マナー検定」と「社会常識能力検定」についてご紹介します。在宅でも受験可能な試験内容や気になる試験難易度は、以下で確認してみてください。

■実用マナー検定、社会常識能力検定とは何か?

実用マナー検定とはマナー文化教育協会が主催している検定です。社会人として要求されるマナー知識を身に付けたい方、社会生活や暮らしをより楽しく意義深いものにしたい方、マナー教育や社員研修などの業務に携わっている方、様々な分野で社会的な飛躍を目指す方などに役立つようにとのコンセプトで作られました。

社会常識能力検定は公益社団法人全国経理教育協会が実施しています。出題領域は以下の3つで、より実務的かつ実践的な人材の育成に役立つように設定されています。

・「社会常識」現代社会、組織に生きる大人として必要な常識や心構え

・「コミュニケーション」ビジネスでのよい人間関係を築くための意思伝達スキル

・「ビジネスマナー」業務処理に必要なマナーと技能

■実用マナー検定の概要(内容はいずれも2013年現在のもの)

※1級以外は在宅受験、団体受験が可能。申し込みは公式サイトから。

出題分野:
【3級】ビジネスシーンでの身だしなみ、あいさつ、敬語の使い方と公共のマナー、高齢者への心遣いなど。

【2級】ビジネスでのコミュニケーション、電話マナー、来客(訪問)のマナー、日常生活のマナーとおつきあいなど。

【準1級】社会人として必要なマナーの知識。結婚式、葬儀、手紙、贈答、おつきあい、食事などのマナー。

【1級】年中行事、冠婚(主催者側)、葬(喪家側)、祭、国際的に必要なマナー知識、パーティーでのマナーなど。(実技試験あり)

参考:マナー文化教育協会 マナー検定

■社会常識能力検定の概要(内容はいずれも2013年現在のもの)

試験日:年2回(9、1月)

試験会場:協会が指定した全国各地の専門学校

試験内容:
【3級】社会常識を理解し、社内外の人と良好な関係を築くために求められるコミュニケーション能力を習得している。

【2級】企業・社会のしくみと一般的な社会常識を理解し、仕事を処理するために必要な知識やビジネスマナーを身につけている。

【1級】企業・社会のしくみと幅広い社会常識を十分に理解し、後輩指導・グループをまとめるリーダーシップ・トラブル対応などができる。

参考サイト:全国経理教育協会 社会常識能力検定

■実用マナー検定、社会常識能力検定の難易度は?

実用マナー検定は実技が入る1級はやや難しめです。受験対策用の講座が用意されているので利用すると良いでしょう。それ以外のものはテキストを利用することでかなりの高確率で合格可能です。

社会常識能力検定は全体で60~70%の合格率となっています。1級でも40%を超えるため、取得しやすい資格といえるでしょう。

■実用マナー検定、社会常識能力検定のメリットは?

社会人として必要な常識やマナーが身につきますので、ビジネスはもちろんのこと、近所付き合い、電話応対、冠婚葬祭など、コミュニケーションが必要な様々な場面で役に立ちます。一人の大人として知っておきたい内容ばかりですので、活かせる場面は多いことでしょう。