コニカミノルタは15日、ディスプレイのムラを人間の感性に近い数値で定量評価できるソフトウェア「CA-Mura」を発表した。2013年8月の発売を予定し、価格は500,000円(税別)。
ディスプレイやプロジェクタのムラは、輝度の不均一性や色度の不均一性に対してそれぞれコントラスト差、面積等の要因が複雑に絡んでいることに加えて、人の目の視覚特性が大きな因子として加わり、明確な定義付けが難しい状況だという。
「CA-Mura」は、ディスプレイパネルやプロジェクタ、バックライトなどの輝度ムラ、色度ムラを測定する2次元色彩輝度計「CA-2500」専用のソフトウェアで、ソニーが開発した「ムラの定量評価手法」を用いて、人間の感性に近い「ムラ指数」と「ムラ指数画像」を表示。
ムラの度合いを数値化することにより、従来は目視で人間のカンや経験に頼っていたムラの評価を、統一された基準で管理することができるとしている。
「CA-Mura」で表示される「ムラ指数」には、「輝度ムラ値」「色ムラ値」「混合ムラ値」の3種類。「混合ムラ値」は輝度ムラと色ムラを混合させた値で、「輝度ムラ値」、「色ムラ値」単独では評価しきれない、人間の感性に近い評価を可能にするという。