NECパーソナルコンピュータは14日、15.6型スリムオールインワンノートPC「Lavie S」の2013年夏モデルを発表した。さらなる薄型化を進め、春モデルから2mm減の27.5mm厚を実現(タッチ非対応機)。春モデルでは姿を消していたタッチパネル採用機も復活している。
フラットパネルの採用とヒンジ部を見せないデザインによって画面周りがすっきり。防滴構造のキーボードを搭載し、タッチパッドのクリックボタンを排除するなど、入力デバイスにもこだわりを見せている。また、全機種共通の仕様として、メモリモジュールを1枚の構成とし、空きスロット1基が確保されていることも隠れた利点。USBポートはすべてUSB 3.0対応となった。
LaVie S LS550/MS
「LS550/MS」はタッチパネルを採用した上位モデル。メモリ容量が8GB、HDD容量が1TBとなったことも春モデルからの強化ポイントだ。
主な仕様は、CPUがIntel Core i5-3230M(2.60GHz)、チップセットがMobile Intel HM77 Express、メモリがPC3-12800 8GB(8GB×1)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、ディスプレイが15.6型ワイド液晶(1,366×768ドット、タッチパネル)、ストレージが1TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、OSがWindows 8 64bit。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、1000BASE-T対応有線LAN。インタフェースはUSB 3.0×4、HDMI出力、SDカードスロット、92万画素Webカメラなど。バッテリ駆動時間は約3.8時間で、サイズはW379×D258×H29.9mm、重量は約2.8kg。Microsoft Office Home and Business 2013も付属する。
ボディカラーは三色展開で発売予定日は「スターリーブラック」と「エクストラホワイト」が5月16日、「ルミナスレッド」が5月23日。価格はオープンで、店頭予想価格は165,000円前後。
LaVie S LS350/MS、LS150/MS
「LS350/MS」はタッチ操作非対応の中位モデル。CPUがIntel Core i3-3120M(2.50GHz)、メモリ容量が4GB、HDD容量が750GB、本体の厚さ(H)が27.5mm、重量が約2.5kg、バッテリ駆動時間が約3.9時間となるほかは上位モデル「LS550/MS」と共通の仕様だ。こちらも三色展開だが、発売予定日はすべて5月16日。価格はオープンで、店頭予想価格は130,000円前後。
「LS150/MS」はCPUにIntel Celeron 1000M(1.80GHz)を搭載したエントリーモデル。そのほか中位モデル「LS350/MS」との仕様の違いは、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、無線LANがIEEE802.11b/g/n対応、バッテリ駆動時間が約3.1時間となる点。発売予定日は5月16日。価格はオープンで、店頭予想価格は110,000円前後。
なお、「LS350/MS」「LS150/MS」の主要パーツは春モデルの仕様を継続している。