Q.出席した結婚式の演出にドン引きしたことはありますか?

「それでは、新郎新婦のご入場です!!」。拍手の後ろのBGMに流れているのは、どう聞いても新郎新婦の歌声……だよね?! 今回は、マイナビニュース会員のうち独身女性200名に、今まで出席した結婚式でのドン引きした演出について、教えてもらった。

Q.出席した結婚式の演出にドン引きしたことはありますか?

はい 15.0%
いいえ 85.0%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな演出でしたか? ドン引きしたのはどうしてですか?

■明らかな演出過多
・「スモーク焚いてゴンドラで登場、バブルにタイムスリップした気分でした」(29歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「新郎新婦が歩くレッドカーペットが全部バラの生花でできていた……もったいなさ過ぎて引いた」(28歳女性/自動車関連/技術職)
・「新郎新婦のヘタな歌がBGMになっていたから」(31歳女性/医療・福祉/専門職)
・「新郎によるギター弾き語り×3曲、新郎新婦のお色直し×5回」(33歳女性/警備・メンテナンス/事務系専門職)
・「新郎新婦の出し物(ダンス)を30分以上見せられた」(31歳女性/医療・福祉/専門職)

■下品さに……
・「できちゃった婚の披露宴でのこと、新郎側の参列者がやたらキスをあおるのが、親族もいるわけだし何だかなぁと思った」(26歳女性/生保・損保/専門職)
・「新郎の内輪ネタ、プラス下ネタ」(27歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「新郎の友人のやじがすごくて引きました」(30歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)

■まだまだ余興ネタ
・「新婦と一緒にフラダンスを踊っていたいとこ、親戚としてはずかしかった」(30歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「新郎の友人の余興でアイドルのまねをしていたが、衣装が全身タイツだったから」(28歳女性/生保・損保/専門職)
・「誰も知らないような歌手が登場した、延々と歌を披露していたから」(35歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「余興で新婦の親戚(おじいさん)がカラオケで昭和の演歌を熱唱し続けたから……何とも言えない空気に包まれた」(29歳女性/ソフトウェア/技術職)

■ええええ?
・「会場が貸し会議室だった」(34歳女性/金融・証券/事務系専門職)

■総評
結婚式でドン引きした演出、まずは、ビックリを通り越してしまった過剰なものから。定番の「ゴンドラでの登場」は、「バブルにタイムスリップしたかと思った」「スターじゃないでしょ」など辛辣な意見がほとんど。金をかけたド派手なゴンドラ&スモークは、不景気が続く現代社会では白い目で見られる演出の筆頭のようだ。また「お色直しが多い」「下品なドレスにお色直し」「新郎のピアノ演奏や歌謡ショー」など、新郎新婦の欲望や理想を盛り込み過ぎの演出にも批判が集まった。結婚式は、自分が主役になれる唯一の日とはいえ、何をしても構わないというわけではない。

列席者の余興に苦々しい気持ちになった人も多かった。ダントツで多かったのは「下品すぎる」余興。新郎新婦のキスをあおったり、下ネタ関係の話題を持ち出したり、ヤジがスゴくて引いた、という意見もあった。体育会系のノリ・学生ノリを結婚式に持ち込むのは、気をつけたほうが良いだろう。また反対に、「おじいさんが昭和の演歌を熱唱」なんて、困りものの親戚もまだまだいるようだ。歌関係では「誰も知らない歌手が登場」など、本当に苦しい時間を体験した人の意見もあった。

今回のアンケート中、最も驚いた演出(?)は、結婚式の会場が貸し会議室だった、というもの。2人の馴れ初めに関係している場……というわけでもなさそう。日本史上、最強の地味婚かもしれない……。地味過ぎても派手すぎても引かれる結婚式、適度に、ほどほどに。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2013年4月25日~2013年4月26日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート