俳優の鈴木亮平、女優の清水富美加、福田雄一監督らが25日、東京・新宿バルト9にて行われた映画『変態仮面/HK』の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

左から原作者・あんど慶周、清水富美加、鈴木亮平、福田雄一監督

同作は、1993年から1994年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画『究極!! 変態仮面』の映画化作品。ドMの刑事とSM女王様の間に生まれた紅游高校拳法部員・色丞狂介(鈴木亮平)は、同じクラスで一目惚れをした転校生・姫野愛子(清水富美加)が銀行強盗の人質に巻き込まれた時、覆面を被って助けようとするが誤って女性用のパンティを被ってしまう。その瞬間、父と母から受け継いだDNAによる変態の血が覚醒。人間の潜在能力が100%引き出された超人・変態仮面へと変身する。

パンティをかぶった観客に拍手で出迎えられた鈴木は、場内を見渡しながら「うわぁ! すごいですね、こんなことに!」と興奮。異様なムードの中、冒頭では鈴木と福田監督からヒロインを務めた清水に質問が集中した。まずは、鈴木が「よくこの映画に出ようと思ったよね」と振ると、清水は「選んでいる暇もなかったというか。パッと決まって、パッと設定聞いて、パッと現場に入りました」と説明。

さらに鈴木からは、「変態仮面の"おいなりさん"が目の前に来た時はどう思ったの」と鋭い質問が飛ぶ。すると清水は「撮影がはじまった時は目のやり場に困りましたけど」と振り返り、「そのシーンは最後のシーンだったんですけど、その頃には見慣れちゃってたので…このくらいのサイズなんだと」と正直に答え、場内は爆笑。質問攻めの構えだった鈴木もこの一言には「いやいやいや(笑)」と面食らった様子で、福田監督は「油断した発言はやめたほうがいいよ(笑)」と言いつつも、大喜びだった。

その後、観客との質疑応答の時間が設けられ、「胸筋と大殿筋を動かしているシーンは本人?」という質問に、鈴木は「やりましょうか?」と実演で証明。上着を脱ぎ、シャツ一枚で左右の胸筋を揺らすと、客席からは「おぉ!」と感嘆の声があがっていた。隣で見守っていた清水も、「わぁ! すごい! 撮影終わっているのに、まだ動くんですね」と変態仮面の筋肉の挙動に興味津々だった。