Microsoftは17日(現地時間)、同社のWebメールサービスである「Outlook.com」に、2段階認証プロセスを導入したことを自社ブログの一つ「Outlook Blog」の記事で明らかにした。

そもそも2段階認証プロセスとは、パスワードだけでなく携帯端末などを利用して複数の認証を行う手順を指し、Googleアカウントなどシングルサインオンサービスでは一般的に導入されている。詳細は「The Official Microsoft Blog」の記事で述べられており、現在のMicrosoftアカウントに設けられた「セキュリティ情報」に「Two-step verification(2段階認証)」というオプションを用意し、アカウントのセキュリティを向上させるという。

Microsoftアカウントの「セキュリティ情報」に2段階認証を設定するオプションが用意される(以下すべて画面は公式ブログより)

2段階認証を有効にすると、Microsoftアカウントの認証を行うため、コード入力を求められる

さらに、32カ国におよぶ国際ドメインをOutlook.comで使用可能にすると同記事で発表した。現在同サービスで提供される電子メールアドレスは「~@outlook.com」だが、世界32カ国の国際ドメインをエイリアスとして使用可能になるため、我々の場合は「~@outlook.jp」が利用可能になる予定だ。

Microsoftアカウントに「Account aliases」が追加され、国際ドメインなどを用いた電子メールアドレスが使用可能になる

提供予定の国際ドメインを持つ電子メールアドレス

MicrosoftアカウントグループのプログラムマネージャーであるEric Doerr(エリック・ドーア)氏は、「今後数日間にわたってMicrosoftアカウントのアップデートを実行し、2段階認証プロセスと新しい国際ドメインでサインイン可能にする処理を行う」と述べた。