ポルシェ ジャパンは、911の発売50周年を記念して展開される「ローリングミュージアム」について発表した。ドイツのポルシェミュージアムの所蔵車を実際に走行させるもので、世界中のさまざまなイベントやレースでオールドポルシェの雄姿が見られるという。

「ポルシェミュージアム アット ミッレ・ミリア2012」

「ローリングミュージアム」は、さまざまなイベントやレースにポルシェミュージアムの所蔵車を送り込み、実際に走行させる活動。今年は911の発売50周年を記念し、かつてないほどの展開が予定されている。その活動範囲は全世界に及ぶという。

4月19~21日にかけて開催される「ランゲンブルク・ヒストリック」では、「718 W-RSスパイダー」が走行する。このマシンは非常に長い期間にわたってモータースポーツで活躍したことから、ポルシェのメカニックによって「グランドマザー」と呼ばれている。

5月16日から開催される「ミッレ・ミリア」には、「550 スパイダー」2台、「356クーペ」2台、「356スピードスター」1台がレースに参戦する。このレースは1,000マイルのコースをわずか3日間で走破しなければならない、車両とドライバーの双方にとって過酷なレースとして知られている。

ル・マンで優勝した「917」(1970)

「タイプ936 / 77スパイダー」(1977)

「718 W-RSスパイダー」(1964)

イベントに参加するハンス・ヘルマン氏(2011)

「ミッレ・ミリア」(1956)

「550スパイダー」(1956)

6月23日には2台のクラシックモデルがル・マンに。ポルシェが16回も総合優勝したル・マン24時間耐久レースにふさわしいマシン「ポルシェ917 KH」「ポルシェ962」の2台だ。7月に開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」や「ソリチュード・リバイバル」にも、イベントにふさわしいマシンが送り込まれる。