マネックス証券はこのたび、ウェブサイト上で提供する各種投資情報を4月下旬(予定)に刷新するに先立ち、新しい投資情報サービス(以下「MONEX INSIGHT」)のβ版(※)の提供を開始した。

「MONEX INSIGHT」は、マネックス証券が米国で投資情報の取扱いに定評があるという同グループの米国オンライン証券TradeStation SecuritiesおよびTradeStation Technologies(以下「トレードステーション社」)と共同で、新たに日本国内用に開発・提供するもの。従来の投資情報サービスは、4月下旬(予定)の「MONEX INSIGHT」正式版リリースの後、5月中旬(予定)まで並行して利用できる。

(※)β版とは、顧客に機能や使い勝手を評価してもらい、正式版に向けて改善していくバージョンのこと。安定的な稼働やサポートが限定的であることなどを理解した上での利用となる

トレードステーション社は、Technical Analysis発行の投資家向け金融情報誌「Technical Analysis of Stocks&Commodities」における2013年投資情報分析プラットフォーム部門、リアルタイムデータ部門など6部門にて1位に、Dow Jones発行の投資家向け金融情報誌「Barron's」における2013年オンライン証券ランキングで「アクティブトレーダー向け」部門首位を含めた複数部門で最高評価を得るなど、数々の実績と評価を有しているという。

このたびマネックス証券は、トレードステーション社の開発技術と投資情報の取扱い実績を活かして、東京にデータセンターを構築し、日本国内向けの新たな投資情報サービスとして「MONEX INSIGHT」を共同で開発している。

「MONEX INSIGHT」は、同グループの推進する経営構想「グローバル・ビジョン」の主要戦略であるシステムおよび投資情報サービスの内製化を実現するもの。データセンターを自社で構築することで、利便性向上のための改良や顧客からの要望の実現などが容易になることが期待できるとしている。

「MONEX INSIGHT」では色彩をより効果的に利用することで、現在の株価の上昇・下落を一目でわかりやすく表示するほか、ファンダメンタルズ分析やスコア分析などを、より見やすくデザインしている。マーケットボードでは顧客からの要望が多かった1000銘柄超の登録に対応し、登録銘柄の株価情報は自動更新となる。また、ドラッグ&ドロップによる直感的な編集機能の追加、四本値、気配板表示、騰落率順の自動並び替えやインクリメンタルサーチ(部分入力からの予想検索)による銘柄検索など、スムーズな操作が可能になるという。

銘柄情報の画面イメージ

マネックス証券は、2012年11月28日に新・米国株取引サービスの提供を開始したことを手始めに、同グループの技術力およびグローバルな情報リソースを活かし、個人投資家の人たちに国内証券NO.1の取引環境を提供するとともに、最良の収益機会を提供できるオンライン証券を目指していくとしている。