新谷精二「藤爛漫」 写真提供:亀戸天神社

東京都江東区の亀戸天神社は4月20日~5月6日、「藤まつり」を開催する。

"東京一の藤の名所"で開催される「藤まつり」

同神社では、4月の下旬から境内に100株以上ある藤の花が一斉に咲き始める。心字池に写る姿と淡い香りが多くの人々に愛されており、"東京一の藤の名所"としてにぎわいを見せるという。

江戸時代、亀戸は湿地であり、初代宮司が水を好む藤を社前に植えた。以来、江戸の名所として五代将軍綱吉公、八代吉宗公が訪れた記録もあり、多くの浮世絵などの題材にも取り入れられている。

また夜の境内で、静寂の中にライトアップで照らしだされた花房が、心字池のかすかな波に揺れて写る様は幽玄(ゆうげん)の世界そのものだとのこと。100以上の露店が出店し、にぎやかな下町の情緒も肌で味わうことができる。

期間は、4月20日~5月6日。住所は、東京都江東区亀戸3-6-1。なお、ライトアップは日没から22時まで行う。その他、詳細は同神社公式ページで確認できる。