ドラッグストア業界大手のココカラファインとクレディセゾンは1日、日本初という国内外Visa加盟店で利用可能なVisaプリペイドカード「ココカラクラブカード」を発行すると発表した。

ココカラポイント機能にVisaプリペイド機能を加えた「ココカラクラブカード」は、ココカラファイングループでおトクにポイントを貯めることができるほか、世界中のVisa加盟店での買物に利用できる。発行開始の4月からポイント機能サービスを開始し、夏期にはプリペイド機能サービスを追加していくという。

「ココカラクラブカード」

ココカラファインは、4月1日の販売子会社(セイジョー、セガミメディクス、ジップドラッグ、ライフォート、スズラン薬局、メディカルインデックス)の統合にあわせ、「ココカラクラブカード」の発行を4月より順次開始する。

グループ内の会員カードを統合することにより、より魅力的な会員プログラムやポイントサービスの提供を行うとともに、顧客のニーズ分析やサービス拡充を行える「お客様をもっと良く理解するためのツール」として活用の幅をひろげ、「おもてなし」の向上につなげていくとしている。また、プリペイド機能の追加により、これまで現金支払いが主流であったドラッグストアにおいて、利便性を向上させる新たな買い物方法を顧客に提供していくという。「ココカラクラブカード」は既存会員カードからの切り替えを含め、初年度で500万会員、2年間で1000万会員の会員獲得を目指す。

Visaプリペイドカードは、事前に入金した金額の範囲内で世界中のVisa加盟店で利用できるプリペイドカード。審査不要でだれでも簡単に申し込むことができる点や、前払いによる分かりやすい家計管理が可能で、使い過ぎの心配がなく小銭で支払う煩わしさがない点などが特長。クレディセゾンは、今後、小売店向けに、プリペイドカードを活用した精算事務の効率化や、売上高拡大などの取り組みを通じて小売店に貢献していくとしている。