阪神電気鉄道と阪急電鉄はこのほど、阪神百貨店梅田本店が入居する大阪神ビルディングと隣接する新阪急ビルの建替え計画を正式に発表した。2つのビルを道路上空でつなぎ、38階建て(約190m)の複合ビルとする。

建て替え後の完成イメージパース(梅田阪急ビル側から望む)

阪神百貨店の広さは建て替え後も現在と同程度で、地下2階から地上9階に入居予定。工事中も営業は継続する。11~38階はオフィスゾーン。11階には3,000平方メートルのカンファレンスゾーンを設け、ビジネス情報発信や人材交流の場として活用する。災害時には帰宅困難者の一時滞留スペースとして開放する。低層階の屋上部分には屋上広場を整備。屋上緑化などを行い、オフィスゾーンで働く人や百貨店を訪れる人などに向けて開放する。地上10階は機械室として使用する。2023年の完成をめざす。

また、ビルの建て替えに合わせ、周辺の歩道・地下道・歩道橋などの整備も進め、歩行者空間の快適性や利便性の向上を図るとのこと。