米Microosftは3月26日 (現地時間)、6月に開発者カンファレンス「Build 2013」を開催することを発表した。また公式ブログでFrank X. Shaw氏 (コーポレートコミュニケーション担当CVP)が「Looking Back and Springing Ahead」というメッセージを公開し、その中で次期Windows OSとも噂される「Blue」の開発を認めた。

Build 2013は、米カリフォルニア州サンフランシスコにおいて6月26日から28日の日程で開催される。参加費は2,095ドル (最初の500人までは1,595ドル)。PDT (太平洋夏時間)の4月2日午前9時にwww.buildwindows.comで登録受け付けを開始する。チーフエバンジェリストのSteve Guggenheimer氏によると、BuildにおいてMicrosoftはWindows、Windows Server、Windows Azure、Visual Studioなどのアップデートと次のステップについて説明する。

2013年のBuildはシリコンバレー地域(サンフランシスコ)で開催

Shaw氏のメッセージは「ソフトウエア企業から、デバイスとサービスの企業へのシフト」を宣言してから今年の春のアップデートまでを振り返り、さらに今後を語るという内容。Blueに関しては「市場に素晴らしい製品基盤を持ち、会社を進化させる明確なビジョンを全員が共有する中、Microsoftの製品リーダーたちは共にデバイスとサービスを前進させるための計画を進めている。一連のプランは内部で”Blue”と呼ばれているが、それが製品名に採用される可能性は極めて低い」と、その開発を認めたのみ。TechEd 2013 (6月3日-6日、米ニューオーリンズ)とBuildが今後について語る場になるとしているが、次期製品への期待をあおることなく、逆に継続的な開発サイクルとアップデートの提供が「Microsoft製品全体の新しい標準」としてすでに顧客に浸透していると強調した。最後に同氏は”デバイスとサービス”について、「当社の製品グループは統合的に計画を進めるアプローチを採っており、全てのデバイス、アプリ、そしてサービスが一体となって、どこでも、何をするにしても正しく動作する体験をユーザーは得られる」と述べている。