1980年に公開された『映画ドラえもん のび太の恐竜』からスタートした『映画ドラえもん』シリーズの累計動員数が26日、1億人を突破したことが明らかになった。配給元の東宝が発表している。

『映画ドラえもん』シリーズ1億人突破ロゴ

世代を超えて愛され続ける『ドラえもん』シリーズだが、3月9日より劇場版最新作『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』の公開がスタートし、公開16日間で興収20億円、動員180万人を突破。最終興収は40億円以上を見込んでおり、2006年から始まった新シリーズ作品の中でも、最高成績を記録する予定だという。本作の劇場前売券売上枚数は、257,362枚、これは前作『映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~』対比で137%で、こちらも新シリーズの中でも過去最高を記録している。

1980年からのシリーズ34作品目となる本作で累計動員数が1億人を突破。これにより日本の全国民と同じ人数が来場したこととなり、『ドラえもん』が名実ともに国民的映画作品であることを裏付ける記録となった。今回の史上初の記録を受けて、故・藤子・F・不二雄氏の夫人である藤本正子氏は、「嬉しいですね、こんなに大勢の方々に可愛がって頂いて。幸せね。ドラえもんは。もう君の僕の私のドラちゃんね。」と喜びのコメントを寄せている。

1980年の第1作『映画ドラえもん のび太の恐竜』公開時の劇場の様子

劇場版最新作『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』は、子どもはもちろん大人たちも一度は憧れる『ドラえもん』の「ひみつ道具」を巡るオリジナル作品で、ある日、ドラえもんは謎の男・怪盗DXに鈴を盗まれてしまい、未来にある「ひみつ道具博物館」を手がかりに、鈴を取り戻すためのび太たちとともに未来への大冒険が描かれる。監督は寺本幸代、主題歌にはPerfumeの「未来のミュージアム」。ゲスト声優に松平健、さらには向井理も「向井おさる」役でカメオ出演を果たしている。

なお、現在『映画ドラえもん』の公式サイトでは、「1億人突破記念スペシャル動画」も配信されている。

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