人事院は、15日に開催された「第4回産業競争力会議」において、2015年度を目途に国家公務員試験で英語試験を活用する案を示した。

人事院は、「行政の国際化を踏まえると、国家公務員の英語能力の向上は重要な課題」と指摘。2012年度は、総合職試験において、受験申込時における英語試験のスコア申告、ならびに英語による出題の強化を実施したほか、行政研修(課長補佐級)国際コースを設置するといった取り組みを行ったという。

人事院は、「第4回産業競争力会議」に、国家公務員採用試験において英語試験を活用することを提案。導入時期については、英語試験の種類や活用方法などの検討、受験者への周知と受験準備に要する期間の確保などを考慮し、2015年度の総合職試験を目途に導入する案を示している。