ダニー・ボイル、『トレインスポッティング』続編『ポルノ』を2016年公開か

イギリスの映画監督ダニー・ボイルは、大ヒット作『トレインスポッティング』の続編『ポルノ』の2016年公開を考えているという。

ユアン・マクレガー主演で1996年に公開された『トレインスポッティング』は、ヘロイン中毒の若者たちの姿を描いた作品で、オリジナル版の公開から2016年で20周年を迎える。長く製作が噂されていた続編だが、ダニーはこのタイミングでの公開を望んでいるようで、映画サイトのIndiewire.comに次のように明かしている。

「長い時間を経たね。『ポルノ』の公開として理想的なのは2016年だね。だって『トレインスポッティング』が公開されたのは1996年だったからね。20年経つんだよ……まったく、20年の歳月はどこに消えちゃったんだよって感じだよね」

『トレインスポッティング』はアーヴィン・ウェルシュ原作の小説がベースになっているが、新作となる続編はアーヴィンが執筆した続編小説『ポルノ』にゆるく沿った作品になるという。

ただ現在は、第1作目や強盗事件をテーマにした新作スリラー『トランス』を含む複数の作品で長年のコラボレーターとなっているジョン・ホッジが、満足のいく『ポルノ』の脚本を執筆し終わるのを待っている段階のようで、ダニーは次のように続けている。

「長いこと『トレインスポッティング2』のプランはいつもあったんだ。もしジョンがちゃんとした脚本を書いてくれたら、きっとユアンやほかのオリジナルキャストも問題なくまた出演してくれるだろうね。多分キャストたちは、観客をがっかりさせたくないって思ってるだろうから、自分たちの役柄がいいものになってるかを知りたがると思うんだ。続編を作る理由は、人々がオリジナル作品を気に入っていてくれているからさ。みんな『トレインスポッティング』を覚えてくれてるし、公開当時はまだ若すぎてリアルタイムで見ていない人たちだって大人になってから見てくれているんだよ。だから続編ではみんなをがっかりさせないようにしなくちゃね」

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