生活感のない部屋を作るための3つのポイント

生活感のない部屋には洗練された雰囲気があり、誰しも一度は憧れるもの。生活感のないインテリアや部屋の見せ方にこだわりのある暮らしぶりを実践しながらも、どうしても生活感がありありと感じられる暮らしをしている方も多いかもしれません。そこで生活感のない部屋を作るには、一体どんなことを工夫すればよいのかをご紹介します。

■見える収納より、見えない収納

見える収納は、部屋の中の生活感を丸出しにしてしまいます。生活感をなくすためには、まずは見えない収納から取り組んでみるのがベストです。

見えない収納をするに当たっては、物を使いやすい場所に収納場所をつくるのがポイントです。例えばリビングのソファまわりの収納場所としては、ローテーブル下についている収納スペースや、収納つきのソファの引き出しなどがあります。またキャスター付サイドテーブルを利用するのもよいでしょう。そこに入るだけのものしか置かないのと同時に、出し入れが楽で片づけしやすい収納スペースを作ると、生活感を見えにくくしてくれます。

■インテリアの色を統一する

インテリアの色を統一すると、それだけで部屋にまとまりがあるように見え、統一感のある雰囲気が生まれます。

インテリアの色がばらばらになりやすい部屋の特徴として、家具やカーテン、家電製品など部屋の中の目立つものに、色を3色以上使っているという特徴があるようです。家電製品の色をインテリアに合わせるのは難しいですが、その他のインテリアは色を決めて統一するとよいでしょう。また好きな色を使いたいときは、全体の5%ほどに抑えると、色味が効いておしゃれな雰囲気になります。

■ものを置かない、すぐしまうためのコツ

ものをつい置きっぱなしにしてしまいやすい場所は、テーブル、窓枠、棚の上、若しくは棚のあいたスペース、テレビ台の上などです。生活感を出さないためには、どんな小さな物でも収納スペースを作ってあげることが大切です。

例えば爪切りや耳かき、体温計、化粧小物などの出しっぱなしになりやすい小物は、出し入れしやすいリビングのローテーブル下などに置きましょう。かわいい木箱などに入れると、しまうのも楽しくなります。

また置きっぱなしにしやすい文房具や、使ってそのままにした医薬品類などは、サイドテーブルの引き出しに入れるとどこに置いたか思い出しやすく、出し入れも簡単です。

リビング以外の部屋も同様に、ふだんよくいる場所の周辺に、見えない「モノの仮置き場」を作るか、用意した収納スペースにきっちりしまうか、どちらにせよ見えるところに物を置かない習慣を癖づけるのが大切だといえるでしょう。