ライトアップされた桜と桜が池に映りこんだ風景は必見

御船山楽園(佐賀県武雄市)は3月30日~4月7日まで、2万5,000坪のエリアと約2,000本の桜をライトアップする九州最大級の「桜のライトアップ」を開催する。

桜を皮切りにツツジ・大藤も4月には見ごろに

御船山楽園は、佐賀の鍋島藩の第28代武雄領主・鍋島茂義公が、1845年に完成させた池泉回遊式庭園。東京ドーム約10個分にあたる約15万坪の敷地には、ツツジや桜、カエデなど数十万本の植物が植えられている。2010年2月22日には、風光明媚(めいび)さと歴史的意義が評価され、文化庁の国登録記念物(名勝地関係)に登録された。

夜桜ライトアップは、同園の44回目となる「花まつり」の期間中に行われる。桜は入門ゲート周辺に広がる池の周辺と、御船山の断崖下「つつじ谷」の左側に多く見られる。桜と桜が池に映りこむシンメトリーな景観や、ほのかにライトアップされた御船山の岩肌を背景に広がる桜が見もの。

また、花まつり期間中(3月30日~5月6日)は、江戸後期の造園時、武雄鍋島家の別邸として池のほとりに建てられた、かやぶき屋根の「萩野尾御茶屋」を特別公開する。茶屋では「ぜんざい(昼間は串団子)セット」を販売。桜を鑑賞しながらお茶とお菓子を楽しめる。

同園では、3月下旬に咲く桜を皮切りにツツジ(4月中旬~)、大藤(4月下旬~)などの花が次々と見ごろになる。桜は、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤエザクラなど。ツツジは、ミツバ、久留米、平戸(淀川)など20万本。萩野尾御茶屋そばの大藤は、推定樹齢170年だという。

御船山楽園「花まつり」は3月30日~5月6日まで。ライトアップ期間は3月30日~4月7日。開園時間は、8時~18時30分(ライトアップ期間は22時閉園)。入園料は、昼間大人500円、子供(小学生)200円、夜間大人500円、子供(小学生)200円。4月13日~5月6日は、昼間大人700円、子供(小学生)300円。