楽天は4日、運営する太陽光発電システム販売サービス「楽天ソーラー」を通じて設置された太陽光発電システムのユーザーを対象とする会員制サービス「太陽マイレージクラブ」(以下「太陽クラブ」)の提供を開始した。

「太陽クラブ」は、太陽光発電量(kWh)を航空会社の搭乗距離マイレージに見立て、特典と交換できる業界初という試み。特典の目玉である「太陽マイレージサービス」は、発電積算量1万kWhごとに、ソーラーパネルの点検やモジュールの洗浄、エアコンもしくはレンジフードの省エネクリーニングの4つのうち、いずれかを選ぶことができるサービスだ。このほかにも、「太陽クラブ」の会員継続期間に応じた「太陽マイレージクラブ会員継続特典」、緊急時に小型のレンタル蓄電池や水4リットルを自宅まで届けてくれる「防災パックお届けサービス」、また「日照補償サービス」の会員限定特典がある。太陽クラブの会員は、ウェブ上のマイページを通じて会員向けのサービスを受けることが可能。太陽クラブは、今後、楽天グループにおける他サービスとの連携も図っていく予定。

太陽クラブは、楽天ソーラー会員向けに先行して年額コース1万1000円(税込)の販売を開始し、今夏には月額コースのスタートも予定しており、支払いに関する選択肢の拡大を図るという。また、「太陽マイレージクラブ開始記念キャンペーン」として、3月4日から5月31日までに入会した顧客には、楽天スーパーポイント5000ポイントをプレゼントする。

今後は、楽天ソーラーと事業提携関係にある日本エコシステムを通じて太陽光発電システムを購入した顧客にも、「太陽クラブ」への加入枠を拡大する予定。楽天ソーラーは、太陽光発電システム設置後のサービスを充実させることにより、太陽光発電設置によるメリットを向上させ、再生可能エネルギーの普及に貢献していくとしている。