日本航空(以下、JAL)が定時運航率で高い評価を得た。航空会社の定時発着率やフライトキャンセル率など航空会社の様々な分析を行うFlightStats(フライトスタッツ)社より、世界(北米・ヨーロッパ・アジア)の大手航空会社29社中、定時到着率第1位の認定を受けた。「メジャー・インターナショナル・エアライン部門」と「アジア・メジャー・エアライン部門」の2部門での受賞であり、2012年のJALの定時到着率は90.35%と高く、メジャー・インターナショナルエアライン部門で他に90%を上回った航空会社はなかった。両部門とも2009年から表彰制度が設立されたが、JALの受賞は既に3度目となる。

受賞記念のワンショット。日本航空代表取締役社長の植木義晴氏(左から3人目)、フライトスタッツ社ジェフリー・ケネディCEO(同4人目)。「(冬場に天候不順になりやすい)北の便が多い中での受賞できたのは大変価値がある」とのコメントは、ジェイエア山村毅代表取締役社長(右から2人目)

記念のトロフィーを受け取った日本航空代表取締役社長の植木義晴氏は「LCC(低コスト航空会社)の参入で様変わりし、厳しい競争環境に突入した今、フルサービスキャリア(大手航空会社)は質の高いサービスを提供する必要がある。そういう中で定時到着率での受賞は本当にうれしい」と語った。

また、同じJALグループのジェイエアも「アジア地域エアライン部門」において第1位を獲得。同社の定時到着率は92.58%で、2010年に続き2度目の受賞となった。