4月20日から全国公開されるアニメーション映画『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』の主題歌を4人組バンドSEKAI NO OWARIが担当することが18日、明らかになった。

『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』の主題歌を担当するSEKAI NO OWARI

SEKAI NO OWARIは、2011年にメジャーデビューし、2012年7月にリリースされた1stアルバム『ENTERTAINMENT』が第54回レコード大賞の優秀アルバムを受賞、新人としては異例の20万枚を記録。彼らが映画主題歌を手がけるのは今回が初であり、約10カ月ぶりの新曲となる主題歌「RPG」は、映画のテーマと共通の「仲間」と「冒険」をテーマにファンタジックな楽曲に仕上がっているという。

同バンドは、ボーカル/ギターのFukaseを通して幼稚園から高校までの友達が集まって結成されたこともあり「幼なじみの私たちは、しんちゃんがネネちゃんや風間君やマサオ君やボーちゃんと出会った頃とほとんど同い年くらいで出会いました。しんちゃんは私たちの良き友達であり、ヒミツの悪い友達でもありました」と出会いを話し、「歌詞の中にある"空は青く澄み渡り海を目指して歩く 怖いものなんてない僕らはもう一人じゃない"という言葉は、仲間と共に戦えるというのはこんなにも心強く、時にこんなにも寂しい思いをするのかと思いながら書きました」と楽曲に込めた想いを語っている。

また、今回の起用にあたりテレビ朝日の松久智治プロデューサーは「ある日、自宅でSEKAI NO OWARIさんの歌(「スターライトパレード」)を歌う、しんちゃんと同じ5歳の娘の歌声が。聞けば一度TVで見ただけで覚えたとのこと。親と子の心を瞬時につかむ詩とメロディ。確信をもって主題歌をお願いしました」とその理由を明かしながら、「主題歌は、何か心が躍る、内から湧き上がるエネルギーなるものを感じさせてくれます。園児たちの友情と、夢と希望を持って一歩、また一歩進んでいく絵がありありと目に浮かびますし、彼らがピンチの時には、前に一歩踏み出す勇気を後押ししてくれています。気付けば現実の自分ともシンクロしていました。『映画 クレヨンしんちゃん』第21作目の主題歌は、園児たちだけでなく、今を生きる人たちの冒険を後押ししてくれる曲だと思います。本当に名曲です」と彼らの楽曲に太鼓判を押している。

シリーズ21作目となる『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』の今回のテーマはグルメ。すでにお笑いタレントのコロッケ、渡辺直美、川越達也シェフの3人がゲスト声優陣として決定しており、伝説のソースを運ぶことを任された、しんのすけたち「カスカベ防衛隊」の冒険が描かれる。

(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK2013