東芝、ハイブリッドドライブ搭載機が登場 - 「dynabook R732」春モデル

東芝は12日、「dynabook R732」シリーズの春モデルを発表。同社が開発した、「ハイブリッドドライブ」搭載モデルを2機種投入している。ハイブリッドドライブは2.5型HDDにNAND型フラッシュメモリを内蔵し、大容量と高性能を両立するストレージ。

dynabook R732は13.3型液晶、光学ドライブを備えたコンパクトなオールインワンノートPC。最上位モデルは約1.38kgの重量で、約13時間のバッテリ駆動時間を持つ。カラーはシャンパンゴールドとグラファイトブラックの2色。全機種とも「Microsoft Office Home and Business 2013」がインストールされている。

業界全体的に今春モデルはハードウェアの強化に乏しい傾向があるが、本シリーズはアグレッシブに攻めている印象だ。全機種とも価格はオープンで、2月15日発売開始予定。

dynabook R732/39H

最上位の「dynabook R732/39H」はストレージに256GB SSD、OSにWindows 8 Pro 64bitを搭載したモデル。CPUをIntel Core i7-3540M(3.0GHz)、光学ドライブをBlu-ray Discドライブとしたところが前モデルと比較しての強化点となる。店頭予想価格は200,000円前後。

そのほか主な仕様は、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが256GB SSD、ディスプレイが13.3型ワイド液晶(1,366×768ドット)。

通信機能はWiMAXに対応するほか、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LANを備える。主なインタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×1、D-Sub、HDMI、SDカードスロット、ExpressCardスロット、約130万画素Webカメラなど。

バッテリ駆動時間は約13時間、サイズはW316×D227×H18.3～26.6mm、重量は約1.38kg(すべて標準バッテリ装着時)。

dynabook R732/38H

1TB ハイブリッドドライブを搭載した注目モデル。最上位「R732/39H」と同じく、Intel Core i7-3540M(3.0GHz)とBlu-ray Discドライブの搭載も強化点。店頭予想価格は180,000円前後。

そのほか最上位モデルとの違いは、OSがWindows 8 64bit、バッテリ駆動時間が約11時間、重量が約1.47kg(ともに標準バッテリ装着時)。

dynabook R732/37H

こちらもストレージに1TB ハイブリッドドライブを搭載。さらに、CPUをIntel Core i5-3230M(2.60GHz)、メモリ容量を8GB(4GB×2)としたところが前モデルからの強化点となる。店頭予想価格は150,000円前後。

そのほか最上位モデルとの違いは、OSがWindows 8 64bit、バッテリ駆動時間が約11時間、重量が約1.44kg(ともに標準バッテリ装着時)。