BearTailは8日、2月4日からサービスを開始した「Amazonガチャ」について、2月8日をもって、同サービスを終了したと発表した。

BearTailでは、サービス終了について、「サービス名称により、ご迷惑ご心配おかけした件」「サービス終了に関する説明」「サービスコンセプト、仕組みの概要」の3項目について説明。

「サービス名称により、ご迷惑ご心配おかけした件」として、同サービス上で運営者をBearTailと明記していたことから、ユーザーがサービス運営者を誤認して利用するという可能性は低く、また一方でアマゾンジャパンへの売上貢献にもつながると考えていたが、サービス名称により、閲覧者に対して誤認を発生させたと説明。今回の件に関して、アマゾンジャパンと閲覧者に謝罪している。

また、「サービス終了に関する説明」については、上記を受け、問題となった同サービスの名称の変更をすることで継続を検討したが、迷惑を掛けた関係者への責任を取るとして、2013年2月8日をもって、サービスを終了するとしている。

同サービスを通じて登録されたユーザー情報は削除され、ユーザーより支払われた料金は全額返金されたという。

「サービスコンセプト、仕組みの概要」に関しては、「効率化され続ける買い物業界に対するアンチテーゼとして、便利やオトクなどと比べ全く逆を行く、実用的ではない部分、完全な偶発性による商品との出会いに価値を見出す事をコンセプトとして、提供していた」と説明。

その上で、「商品選択の際に商品のカテゴリを絞らない、システムによるランダム性をもたせたサービス設計となっていた」とし、「注文の際も、人間の手が介入しない独自の代理注文システムを用いていた。この代理注文システムはスマホの買い物代行サービスBuypassの為に開発された注文代行APIが使われていた」と説明している。