雪下人参、金糸瓜、ビタミン大根など

7種の野菜の「和風バーニャカウダ」

カジュアルな日本料理店「花ごよみ六本木」にて、世界農業遺産に認定された石川県能登の有機野菜を楽しむ「能登産有機野菜の和料理フェア」が、2月15日から開催される。

能登島で唯一有機認証を受けた「高農園」の有機野菜を使用

石川県の能登の食材は、2011年6月に日本初となる世界農業遺産に認定された。同店は、能登半島の中央に浮かぶ能登島の「高農園」から、その日の鮮度を見極めた有機野菜約10種を直送で仕入れている。「高農園」は同県エコ農家認定で、能登島で唯一有機認証を受けた農家だという。

同店では「高農園」の鮮度の良い旬の日替わり野菜を使い、料理長が郷土料理や酒肴(しゅこう)、スイーツまで“能登産野菜づくし”のメニューを考案する。フェア開始の2月中旬は雪下キャベツや多種根菜が旬を迎え、サラダや煮物、汁物に調理して提供する。

また、関東ではなかなか手に入らない能登野菜認定の“中島菜”や“金糸瓜”、5cm弱のミニパプリカ、紫・緑・黒色の大根なども登場する。

メニューは、紅芯大根、黒大根、雪下人参など5種の野菜を使った「有機野菜の生ハム巻き(1,000円)」、あやめ雪蕪、中島菜(能登野菜)など、5種の野菜を使用した「風呂吹き(750円)」、栗小金、金時芋、ビタミン大根、能登娘など7種の野菜を使った「バーニャカウダ(900円)」、「野菜たっぷりの牛鍋(4,500円)」など。

石川県のお酒なら、無料で持ち込みできるサービスも実施

同店ではお酒の持ち込みを、1本につき2,000円で行ってきたが、フェアの開催を記念し、石川県のお酒は全て無料で店内に持ち込めるサービスを実施する(ひとり1本まで)。これは、同店の利き酒師が能登を訪れた際、地元野菜の味にほれ込み、日本酒を絡めた内容にしようと考えたもので、フェア限定の企画となる。

また、店には利き酒師の免許を持つスタッフが常駐しているため、石川県のお酒に限らず10種類の厳選した日本酒から各料理に合わせたものを用意することもできる。

同フェアは、2月15日から3月31日まで開催。好評の場合は延長となる。営業時間は、ランチ11時30分~15時、ディナー17時30分~22時30分。土日祝日定休。