ライフネット生命保険はこのほど、米オバマ大統領の再選を知っていた人を対象に実施した「オバマ大統領に関する調査2013」の結果を発表した。同調査は、2012年12月19日~22日の期間に、モバイルリサーチにて行われ、15歳~59歳の男女1,000名から有効回答を得た。

まず、オバマ大統領を支持するかと尋ねたところ、92.2%が「支持する」と回答。反対に「支持しない」は7.8%にとどまった。詳細を見ると、10代~50代のすべての世代において9割前後の支持率となり、幅広い世代から支持を得ていることが判明。また、1期目の就任前に実施した調査でも89.7%の支持率だったことから、日本において高い支持を集めていると推察される。

オバマ大統領のイメージについては、「人柄が良い」の27.8%、「演説が魅力的」の26.9%、「アメリカの多様性の象徴である」の26.8%、「リーダーシップがある」の26.5%が、同レベルで上位にランクイン。前回調査では、「新鮮である」が52.3%と2位以下に10ポイント以上差をつけて1位となっていたが、今回は人柄や演説、リーダーシップに関するイメージが上位に入ったほか、「決断力がある」の14.4%など能力に関するイメージもランクアップしていた。

オバマ大統領の1期目4年間で印象に残っていることを聞くと、トップは「イラク戦争終結」で42.4%、次が「ノーベル平和賞受賞」で38.6%。以下、「医療保険制度改革法(通称「オバマケア」)の成立」が21.0%、「プラハ(チェコ)で行った『核なき世界』の演説」が20.5%、「リーマン・ショック後の自動車産業再建」が20.4%、「リーマン・ショック後の金融業界再建」が19.0%と続いた。

2期目のオバマ政権に期待することとしては、「日本経済への好影響」が最も多く63.9%。

次いで、「日米同盟の強化」が49.3%、「核なき世界の実現」が42.3%、「アジア情勢の安定化」が40.8%、「銃規制強化への取り組み」が37.8%、「アメリカ経済の立て直し」が37.2%となった。

米大統領選のように、首相を国民の投票によって選ぶ方法を取り入れてほしいかと質問したところ、半数近くの48.5%が「是非取り入れて欲しい」と回答。これを「やや取り入れて欲しい」の27.9%と合わせると、「取り入れて欲しい」は76.4%に上った。

首相を国民の投票によって選ぶ方法を取り入れてほしいか

首相の任期を定め、国民からの評価が良くても悪くても任期中は首相が変わらない方法を、「取り入れて欲しい」と答えた割合は42.1%(「是非取り入れて欲しい」16.6%、「やや取り入れて欲しい」25.5%の計)。

選挙活動におけるネット利用の解禁については、「取り入れて欲しい」が55.3%(「是非取り入れて欲しい」29.4%、「やや取り入れて欲しい」25.9%の計)と半数以上が希望し、特に20代では62.5%を占めた。