個性的な喫茶店、おしゃれなカフェ、便利なチェーン店、日本には様々なスタイルのコーヒーショップがあり、私たちの生活に欠かせないものになっています。今回は日本に住む外国人20人に、日本と母国のコーヒーショップについて聞いてみました。

■便利ですがWiFiがないというのはありえない。母国はWiFi(無料)があるのは当然なことです(ポーランド/女性/20代後半)

ポーランドをはじめヨーロッパ諸国の都市部では、街での無料WiFiはほぼ当たり前。日本でも多くなってきていますが、母国と比べると日本は通信において発展途上だと感じてしまうようです。

■無理やりに狭いところでいっぱい席をおくところが多いです。そうすると隣のテーブルの話が普通に聞こえるほどプライバシーがないです。母国は日本と違ってある程度の距離をテーブルの間で考慮します(イラン/女性/20代後半)

お隣さんの話、聞く気はないけれど聞こえてしまうことがありますよね。面白い話をしているなと、あえて聞き入ってしまったこともあります(笑)。ですが、日本人もできればゆったりとした空間で過ごしたいのですけどね……。

■最近チェーン店が多い、個性がない。母国の都市では個性的な店が増えているが、地方にいくとあまりない(デンマーク/女性/50代前半)

■スタバの普及により、アメリカとあまり変わらなくなったような気がします(アメリカ/男性/20代後半)

無個性なことが気になっているようです。たしかに駅前などの便利な場所ではチェーン店が目立ちますし、店舗数も多いです。しかし一方では、マスターの個性全開の喫茶店や、帰りたくなくなるような素敵なカフェもありますので、ぜひ行ってみてほしいです!

■ちょっと高いし、コーヒーの量が少ない。母国の方が安い(ロシア/女性/20代前半)

■高いけどおいしい。マリはインスタントコーヒーがほとんどですから安い。だからあまりおいしくない(マリ/男性/30代前半)

価格や味や量は国によって本当に様々です。慣れ親しんだものがベースになっているので、どうしても違和感を覚えやすいポイントになりますね。もっとも、嬉しい発見もまたそこにあります! さて、次はこの国の方に少し語っていただきましょう。

■競い合いが激しい中、よくコンセプトを意識していると思います。ユニークなカフェがたくさんあります。母国ではカフェカルチャーなのでパターンは日本と同じですが、雰囲気を工夫するなど頑張っているところもあります。ですが、注文できるものは日本とほとんど同じです(フランス/女性/20代後半)

カフェは文化と考えているフランス人の回答でした。その他には下記のような回答がよせられました。

■日本ではお客さまを大事にするし、日本しかない飲み物もあって良いです。抹茶ラテとか(スペイン/男性/30代前半)

■おばあちゃんが多い。タイではほとんどお客は若者です(タイ/女性/30代後半)

■いいにおいがする。母国ではボードゲームが用意されているので、友達と軽く遊べます(ギリシャ/男性/30代前半)

■全て禁煙すべきだと思います。母国にはスタバもあって、だいたい日本と同じです(イギリス/男性/40代前半)

厳しめのご意見も見受けられましたが、やはりそれだけみなさんにとって、コーヒーショップが身近な存在であるということなのでしょうね。